膵臓の機能を回復させるためにまずは知識を

膵臓の説明をする医師

膵臓(すいぞう)という臓器の機能について、どれくらいの知識を持ってますでしょうか。おそらく、心臓や肝臓、胃腸などの機能であれば、ある程度は知っていても、膵臓の機能となると、あまり知らないという人が多いのではないでしょうか。

 

実は膵臓には、血糖値の調整や消化といったひじょうに大事な役割があり、機能が低下してしまうと、さまざまな病気につながってしまいます。

 

でも、胃の後ろあたりの分かりにくい場所にあり、少し悪くなるくらいでは症状も出にくいため、病院に行ってもなかなか病気が発見しずらい厄介な臓器なので、悪くならないよう日頃から意識することが重要です。

 

当サイトでは、膵臓についての基本的な知識を紹介します。知識を増やし、少しでも膵臓の機能を高められるように日頃から意識していきましょう。

 

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膵臓の機能

膵臓には、消化液を出す内分泌系と、インスリンなどのホルモンを出す外分泌系の2つの機能があり、食べ物の消化や血糖値を調整するなどの役割を果たしています。

血糖値のコントロール

膵臓からは血液中の糖の量(血糖値)を調整するために、インスリン、グルカゴン、ソマトスタチンが分泌されています。これらの物質が正常に分泌されなくなると、糖尿病や低血糖症といった状態になってしまいます。

膵液の分泌

膵臓からは、膵液と呼ばれる体内で一番強力な消化液が分泌され、膵管を通って十二指腸に運ばれます。そこで胆のうから胆管を通って出てくる胆汁と混ざり、胃を通過してきた食物を消化します。十分な膵液が分泌されなくなると、消化機能が低下し、下痢や脂肪便といった症状が現れます。

 

関連記事:膵臓の役割・機能とは

膵臓の病気

膵臓の機能低下は、膵臓ガンや膵炎、糖尿病などの病気に発展してしまう可能性があります。

膵臓ガン

膵臓ガンは膵臓にできる悪性腫瘍。2015年の死亡者は3万人以上で、肺、胃、大腸に続いて4番目に死亡者が多いガンです。症状がほとんどないため早期の発見が難しいうえに、再発率もひじょうに高いため、5年生存率は10%以下という深刻な病気と言えるでしょう。

 

参考:国立がん研究センター【がん情報サービス】

慢性膵炎

膵液(消化液)が粘着質になって膵管の流れが滞り、膵臓のあちこちの細胞が繰り返し炎症を起こす病気で、約8割が長期間に及ぶアルコールの摂取を原因と言われています。

 

膵臓の機能を果たすための組織細胞が破壊されてしまいますので、消化と糖代謝の機能低下が起こり、糖尿病や膵臓がんになる可能性も高くなってしまいます。

急性膵炎

なんらかの原因により、膵液(消化液)が膵臓内で活性化してしまい、膵臓自体を急激に消化してしまう病気です。腹部に激痛が起こるのが特徴で、呼吸困難や意識障害を伴うこともあり、命にかかわる症状のため、早急な処置が必要となります。急性膵炎の半数以上が、アルコールの過剰摂取や胆石症が原因と言われています。

関連記事:膵臓の病気の種類

膵臓の機能を高めるには

膵臓の機能が低下したり、膵臓病になってしまう原因として、遺伝によるものも考えられるのですが、飲酒や喫煙、睡眠不足、運動不足、偏食、糖分の摂り過ぎなどの生活習慣によるものが多くみられます。

 

逆に言えば、お酒は適量しか飲まず、タバコはやめて、適度な運動を行い、十分眠り、糖分を控えてバランスの良い食生活をおくることで、膵臓は回復し、機能を高めることができると言えるでしょう。

 

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