膵臓の場所はどこ?役割・機能は?

皆さんは「膵臓の機能」と言われてすぐにどんなものかをイメージすることができますか?
意外と膵臓は知られていない臓器のひとつですから、
「名前は聞いたことあるんだけど、機能まではちょっと…」なんて人も多いと思います。
そこで、膵臓の役割について、ここでざっくりとご紹介しておきましょう。

 

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膵臓の場所は?

膵臓の位置

膵臓があるのは、みぞおちの少し下あたり。胃の裏側に隠れて、長く横たわるように位置しています。長さは15〜20センチ程度で重さは約120グラム程度、おたまじゃくしのような形をした横長の小さな臓器です。

 

イラストのとおり、頭のように膨らんでいる部分を「膵頭(すいとう)」、真ん中の部分を「膵体(すいたい)」、頭とは反対の細い部分は「膵尾(すいび)」と呼ばれており、膵頭は十二指腸、膵尾は脾臓と繋がっています。

 

膵臓の役割・機能

膵臓には大きく分けて2つの機能があります。1つは「血糖値を調整するホルモンの分泌」。
もう1つは胃で消化されて、おかゆ状になった食べ物を、さらに強力に消化する「膵液の分泌」です。

ホルモンの分泌

膵臓からは、インスリン、グルカゴン、ソマソスタチンの3つのホルモンが分泌されています。これらのホルモンのはたらきにより、血液中のブドウ糖の量(血糖値)は正常な状態になるよう調整されています。

インスリン

インスリンは、血液中のブドウ糖をエネルギーとして使えるよう細胞に押し込む働きをします。食後に血糖値が上がると分泌され、余分なブドウ糖を処理して血糖値が下がると分泌が止まります。

 

インスリンの分泌が止まってしまうと、ブドウ糖をエネルギーとして使うことができなくなるだけでなく、血液にブドウ糖が溜まったままになってしまうので、高血糖状態になってしまいます。

グルカゴン

グルカゴンは、血液中のブドウ糖の量(血糖値)が減ってしまうと分泌されるホルモンです。ブドウ糖は体全体に使われる重要なエネルギーのため、血糖値が下がりすぎてしまうと危険なため、グルカゴンが肝臓にあるグリコーゲンを分解してブドウ糖を作り、血糖値を上昇させてくれるのです。

ソマトスタチン

ソマトスタチンは、インスリンやグルカゴンの分泌を抑制する働きをします。インスリンやグルカゴンの過剰分泌を防ぐ役目です。

 

消化液の分泌

食べたものが胃から十二指腸に到達すると、膵臓からは、体内で一番強力な消化液である「膵液(すいえき)」が分泌されます。膵液は1日に1〜1.5リットルも分泌され、 膵管を通って十二指腸に流れ、胆のうから胆管を通って出て来る胆汁と混ざって、胃でおかゆ状にまで消化された食べ物をさらに消化します。

 

膵液にはアミラーゼ、トリプシン、リパーゼなどの消化酵素が含まれており、炭水化物、タンパク質、脂質の三大栄養素を消化することができます。

 

  • アミラーゼ・・・唾液にも含まれる消化酵素で、米や麺類、パンなどの炭水化物を分解します。
  • トリプシン・・・肉、魚、卵、豆腐などのタンパク質を分解します。
  • リパーゼ・・・胃液にも含まれる消化酵素で、肉の脂身、バター、植物油などの脂質を分解します。

 

 

上記のとおり、膵臓は「血糖値の調整」と「消化」という重要な役割を持っており、
機能が低下してしまうと、健康への悪影響はひじょうに大きなものとなります。

 

普段、あまり意識されない膵臓ですが、日頃からケアをしておいたほうが良さそうですね。

 

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