膵臓の機能が低下したときの症状

身体の深いところにあるからこそ、常に気をつけておきたい膵臓。何かあった時にすぐ対処できるよう、機能が低下した時にどんな症状が出るのか把握しておきたいところです。

 

このページでは、膵臓に異常が生じた場合の症状について説明します。

膵臓も沈黙の臓器

医師

膵臓の機能には「消化」と「血糖値の調整」という2つの役割があります。弱って機能が低下すると、これらの役割を正常に果たせなくなってきて、下痢や吐き気、血糖値の異常(すい性糖尿病)、食事や飲酒後に腹部や背中の痛みを感じるなどの症状が現れます。

 

しかし、実は膵臓も肝臓と同じく「沈黙の臓器」と呼ばれており、機能が少し低下した程度では、目立った症状は現れてくれないとも言われています。そのため、自覚症状を感じたときには既に病気を発症してることも少なくありません。

 

そこで、病気にいち早く気づくことが出来るように、膵臓の主な病気とその症状についてをまとめてみましょう。

 

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膵臓ガンの症状

膵臓にできる悪性腫瘍である膵臓ガン。癌といえばとても厄介なものですが、
それが膵臓に出来るとより厄介なことこの上ありません。
胃の後ろに位置していることもあって発見されにくく、
発見された時には手遅れ・・ということも多いのが現実です。

 

ガンができる部位によって、「膵頭部ガン」「膵体部ガン」「膵尾部ガン」の3つに分類されており、
接している他の臓器に違いがあることから、それぞれの症状が異なります。

膵頭部ガンの症状

黄疸、腹痛、背部痛、食欲不振、倦怠感、腹部膨満感、体重減少など

膵体部ガン・膵尾部ガンの症状

腹痛、腰痛、背部痛、体重減少、腹部膨満感、便秘、下痢、糖尿病の悪化など

 

急性膵炎の症状?

膵臓癌の他に膵臓が起こしやすいと言われているのが急性膵炎。
分泌した消化液が膵臓内で活性化してしまい、急激に自己消化をしてしまう病気です。

 

この場合に最も現れやすい自覚症状は上腹部の痛み。
だいたい腹部の左上からみぞおちくらいまでが痛むと言われます。
時には背中にも広がることがあり、痛みの度合いも鈍痛であったり激痛であったり、程度によって様々のようです。

 

さらに、食欲が低下したり吐き気、嘔吐、発熱、
腹部の膨満感などの症状も出てくることがあるといいます。

 

もちろん膵臓の機能が低下してしまうため、
本来分泌されるはずの血糖値を整えるためのホルモンが正常に分泌されず、
膵臓癌の場合同様、突然糖尿病になったりすることもあるため、注意が必要です。

 

特に何の原因もなく糖尿病になったという場合には、
膵臓機能が低下している可能性も考えたほうがよいでしょう。

 

慢性膵炎の症状

長期のアルコール摂取を主な原因とする慢性膵炎。
膵液がドロドロになって膵管の流れが滞り、
溜まってしまった膵液が膵臓そのものを溶かすことで、炎症が繰り返される病気です。

 

慢性膵炎には、膵臓の機能は保たれている初期の「代償期」と、
機能が著しく低下する後期の「非代償期」に分けられ、それぞれ症状に違いがあり、
非代償期には糖尿病を発症したり、膵臓がんのリスクが増大します。

代償期の症状

腹痛、腰痛、背部痛、吐き気、嘔吐、食欲不振、腹部膨満感など

非代償期の症状

代償期の症状は治まり、下痢、脂肪便、体重減少などが生じる。

 

 

以上が、膵臓の異常を知らせる主な症状となります。
よくある症状だとして見過ごしがちなものが多いですが、数日でも続くようであれば、
なんらかの病気の可能性が考えられますので、医師の診察を受けるようにしましょう。

 

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