膵臓の機能低下の原因は

女性医師

膵臓には、血糖値を調整するインスリンなどのホルモンや、三大栄養素を消化する膵液の分泌といった重要な働きがあります。

 

そのため、機能が低下してしまうと健康には大きな影響を及ぼしますし、病気になっても症状が出にくく、気づいた時はすでに手遅れということも多いため、日頃から負担のかけすぎには気をつけたい臓器です。

 

そこでこのページでは、膵臓の機能が低下してしまう主な原因について説明していきます。
できるだけ原因となることを控えて膵臓を大事にしていきましょう。

 

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お酒の飲み過ぎには注意

ビール

適量を超えるアルコールの摂取は膵臓にも大きな負担をかけてしまいます。飲酒は膵臓病の原因ナンバー1の要素であり、膵臓病の治療には禁酒が必須となります。

 

アルコールを摂取すると、普通よりも消化酵素を多く含む濃い膵液が分泌されますので負担がかかりますし、アルコール自体が膵臓の細胞を傷つけてしまうという研究もあるようです。

 

また、大量摂取を長期間続けてしまうと、膵液の成分が変化して粘着質になってしまううえに、膵管の出口をむくませるなどして、膵炎の原因となってしまいます。

 

厚生省が定めるお酒の適量は1日20g。日本酒なら1合、ビールなら中瓶1本、ウイスキーはダブル1杯程度で、酔いのレベルでいうとほろ酔いするくらいまでなら適量と言えるようです。

 

糖質の摂り過ぎに注意

糖質たっぷりの食事

膵臓は血糖値を下げるインスリンというホルモンを分泌しています。食べたものに含まれる糖質は消化・吸収され、ブドウ糖(血糖)として血液中に流れ込みます。

 

それを細胞にエネルギー源として取り込ませることで、血糖値を下げるのがインスリンの役目です。

 

糖質をたくさん摂取すれば、それだけ血糖値が上昇し、必要なインスリンの分泌量が増えてしまいます。

 

膵臓への負担は当然大きくなりますので、それが継続すると膵臓の機能低下が起こってインスリンの分泌量が減り、糖尿病を発症することとなります。

 

ご飯やパン、麺類、砂糖が含まれるお菓子や清涼飲料水などが糖質にあたりますので、それらの食べ物の過剰摂取には十分気をつけるようにしましょう。特にお菓子やジュースには、砂糖だけでなく食品添加物も多く含まれていますので注意しましょう。

 

過食、脂質の摂り過ぎに注意

脂質たっぷりの食事

膵臓からは膵液と呼ばれる消化液が分泌されています。この膵液は炭水化物、タンパク質、脂質を消化するもので、消化に時間がかかる脂質を食べた時には多くの膵液を必要とします。

 

膵液が多く分泌されることは、それだけ膵臓に負担をかけることになりますので、過剰分泌が続いてしまうと機能低下に繋がることとなります。

 

そのため、膵臓への負担を減らすためには、日頃から腹八分を心がけて食べ過ぎないようにしたうえで、脂質の摂取量が多くなりすぎないようにする必要があります。

 

喫煙者は早急に禁煙を

喫煙

たばこには多くの有害物質が含まれており、さまざまな病気の発症率を上げることで知られています。

 

膵臓にも大きな負担をかけるため、機能を低下させる原因になるだけでなく、膵臓がんなど病気のリスクを大幅に上げてしまいます。

 

「ニコチン」「タール」「一酸化炭素」といったたばこに含まれる有害物質が、糖や脂質の代謝に異常を引き起こさせたり、血液の酸素運搬機能を阻害することで身体組織に酸欠状態を発生させたり、ガン細胞を生み出すなど、さまざまな障害を生み出してしまうのです。

 

日本で行われた約11万人を対象とした追跡調査によると、喫煙者は非喫煙者に比べて、男性は1.6倍、女性は1.7倍の人が膵臓がんを発症していたそうです。さらに1日40本以上吸う人に限ると約3倍というデータもあり、いかに喫煙が膵臓に害を及ぼすかというのが分かります。

 

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